よくある質問(豊胸・胸の悩み)
豊胸・胸の悩みに関するよくあるご質問
豊胸手術を考えているのですが、会社があるのでできれば外来でお願いしたいのです。可能でしょうか。
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以前は必ず入院を必要としたのですが、現在では外来も可能です。当院では、入院可能な患者さんには全身麻酔を用い、外来の患者さんには硬膜外麻酔を用いて手術を行っています。当然のことで恐縮ですが、できる限り静かにしていて下さい。もし、具合の悪くなるようなことがあったら、深夜であろうと当院まで電話をして下さい
バストが小さくて悩んでいます。体もどちらかとえいば、細く、女性的な魅力がありません。 そこで豊胸手術を考えているのですが、不安があります。 1.手術を受けた胸は、他人が触ったとき気づかれませんか。 2.レントゲンには写りますか。 3.年をとってから不自然にならないのですか。
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1の質問についてですが、カプセル拘縮を起こさなければ、まず心配はないといえます。2についてはインプラントの種類により異なります。シリコン及びコヒーシブシリコンバッグを使用した場合は、写りやすいと言えます。3については、医師がきちんとした方法で行えば、心配はないでしょう。
出産後の授乳時などに何か支障はないでしょうか。
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心配はありません。バッグをワキの下からアプローチする方法なら、乳腺、乳管、つまり授乳に機能する部分にはまったく触れないので安心です。
シリコンジェルとか生理食塩水とかはバッグの中身のことでしょう。バッグ自体はどんなものなんですか。
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バッグはシリコン膜で作られています。こういう固形のシリコンは人工臓器にも使用されているように、全く無害です。
外膜にはスムース・タイプとテクスチャー・タイプの2種類があります。 スムース・タイプはその名の通り表面が平滑で、術後にマッサージを必要とします。毎日決められた方法に従ってマッサージを行うことによって、カプセル拘縮という現象を最小限に食い止めることができます。
この術後のマッサージは、カプセル拘縮を防ぐために、術後早期からはじめることになりますが、患者さんにとっては苦痛な場合が多いようです。
テクスチャー・タイプの場合、膜の表面がざらざらしています。膜の表面に細かな突起をつけることにより、インプラント周囲のコラーゲン・ファイバーの配列を多次元化し、弾力性のあるカプセルを形成させ、カプセルの拘縮を最小限に抑制することができます。このテクスチャー・タイプは術後のマッサージが不要という利点があります。カプセル拘縮の発生頻度はテクスチャー・タイプのインプラントのほうが低いというのが、現時点での一般的な見解です。
テクスチャー・タイプを導入しているにもかかわらず、マッサージを指導しているクリニックがあるようですが、むしろ手術後1ヶ月間はなるべくバッグを動かさないようにする事がポイントです。この時期にマッサージすると、その組織レベルの反応を疎外してしまい、逆に硬くなってします確率を上げてしまいます。
豊胸手術の術後の来院回数を教えてください。
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基本的に2回〜3回になります。術後3日目に腫れや内出血、熱をもっていないかなどを診察します。(状態が良ければ来院免除も可能です)。術後1週間目に抜糸をしますので、これは必ず来院して頂きます。術後1ヶ月目に被膜拘縮など体質との不相性のチェックと管理のチェックをします。(状態が良ければ来院免除も可能です)。術後2ヶ月目に1ヶ月目と同じ診察をします。(状態が良ければ来院免除も可能です)。最後に術後3ヶ月目に終了検診をして終わりとなります。
バッグ式豊胸手術後、痛みは何日で無くなって、術後何日でハードな仕事に復帰できるのでしょうか?
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バッグ式豊胸手術の痛みは最初の3日間が痛みのピークですが当院処方の痛み止めの内服で緩和させる等コントロールできます。ただ、痛みどめが必要でなかった患者様も結構いらっしゃいます。痛みの種類はっ筋肉痛のような痛みです。痛みに関しては個人の感受性の違いが大きく一概には言えませんが約2週間で圧痛(強く揉んだり触った際の痛み)を含めたすべての痛みは消退します。1週間だと安静時には痛みはありませんが、圧痛は残っています。一般に挿入されているバッグのサイズが大きい程、痛みの出方も強くなる傾向があります。ハードワークは、ピークが過ぎた4〜5日目からでも可能ですが、それはご本人様次第となります。
コンデンスリッチ豊胸の術後の痛みを教えて下さい。
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コンデンスリッチ豊胸の術後の痛みは筋肉痛のような痛みが2,3日間ありますが、痛みの程度は軽いです。痛み止めの薬もお出ししますので、そちらをお飲みになればほとんど大丈夫だと思います。圧痛(強く揉んだり触った際の痛み)は1週間程度ありますが、10日程度経てばほとんど消えてなくなっています。デスクワークは翌日から可能で、ハードワークは、4〜5日目からでも可能ですが、それはご本人様次第となります。
豊胸の為にバストに入れたバッグによって、今後、乳ガンの発見が遅れることは無いのでしょうか?
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乳がんは99%乳腺組織から発生します(1%は乳管から)。バックはその更に下(深)層に挿入しますのでむしろ触知しやすくなります。豊胸手術後の患者様の中には、乳ガンの検診をためらわれる方がいらっしゃり、そちらが問題です。検診はきちんと受けましょう。バックを入れたからといって乳がんになったり、乳がんの発見が遅れると言ったことはありません。
豊胸手術を受けたいと考えていますが、色々不安もあり、迷っています。遠方なので手術後はどのくらいの間隔で通院することになるのかも気になります。
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不安が大きい方にはとにかくインターネットなどで、情報を集めては更に不安になるといった悪循環に陥る傾向があります。ネット情報もバカにはできませんので、正確さよりも公正性に問題が少なくありません。勇気をお持ちになって無料カウンセリングにお越しいただき、生の情報に触れてみてはいかがですか。ご遠方でもお話しを聞きに来られるだけでも、その価値は充分あると思います。
バッグを挿入する豊胸手術の場合、手術中に麻酔を覚まして、自分で鏡で確認できますか?
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硬膜外麻酔など痛みと意識を分けた麻酔法なら可能ですが、バッグ式豊胸の手術中は仰向けになっているので、胸は平らにつぶれてかなり小さく見える傾向があるため、手術中にご本人がサイズや形の確認をしてもあまり意味がありません。胸のサイズや形は術後何週間もかけて皮膚が伸びバックが身体に馴染んでまとまっていく過程で決まります。
今から10年ぐらい前は必ず途中、麻酔を覚ましご本人確認を行っていましたが、中途半端に麻酔を覚ます事で手術後、逆に覚めにくくなったり、痛がられたりするわりに、術中はバッグが小さく見えてしまうため、サイズが過剰になってしまう傾向が強かったです。
事前に綿密に希望サイズをうかがって術中の事は医師におまかせ頂く方が、患者様の満足度がより高く、トラブルも少ない為、現在は手術の途中でのご本人確認はほとんど行っておりません。
その事情は他院でも似たり寄ったりだと思います。手術中に豊胸バッグのご本人確認は聞こえは良いかもしれませんが既に今はあまりお勧めできません。もしそれでもご希望があれば硬膜外麻酔で行いますが。。。
20年以上前に豊胸手術を行いましたが、今入っている素材を抜くことはできますか?
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恐らく可能と思います。まず直接診察させて頂ければと思います。
左右で胸の大きさが違います。左右で違う大きさのプロテーゼは入れられますか?
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左右差が極端に違う場合は、左右でサイズや形の異なるバッグ(プロテーゼ)を挿入する事はございます。ただし、左右の差が微妙な場合は、左右違うサイズのバッグを入れてしまうと、バッグの直径が変わる為、形に左右差が出てしまい、かえってそれがアダになって理想通りにならなくなってしまいます。左右を完全に対称にすることは無理かもしれませんが出来る限り左右差をなくすことは可能です。
他院で生理食塩バックを入れました。片方破れてしまったのですが、片方のみ入れ替える事は出来ますか?
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バックの破損は基本的に施術を受けたクリニックでされるのが良いかと思います。何年も前に受けたというわけではなければカルテも残っているでしょうから、バックの製造元、種類、サイズ、挿入スペースなどの情報が正確です。もちろん型番が残っていれば片方のみも出来るでしょう。ただ、当院でもご対応する事は可能です。
鳩胸は治せますか?
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美容外科では扱いません。鳩胸の逆で陥凹した胸、つまり漏斗胸(ろーとむね)の場合、程度が強いと心臓などへの圧迫障害が生じますので胸骨拳上手術(Nuss法など)を行います。もちろんこれは保険の適応となります。鳩胸はまず機能障害がないため保険では手術ができませんが、自費治療で美容で行うとして傷跡の問題などを考えるとやはり成立しません。
状況により豊胸術で目先を変え鳩胸が目立たない様にすることはございます。
プエラリアという女性ホルモンに似た作用を持つ成分が含まれてると言われているサプリメントを飲んでいるのですが、それを飲んでいても豊胸手術を受ける事はできますか
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サプリメントはあまり過信しない方がよろしいと思います。本当に飲み薬で胸が大きくなるなら、誰も苦労しません。
一部のホルモン剤では、増乳効果もありますが生理不順などの副作用も伴います。言い方を変えれば通販などで処方箋なしで個人が入手できる医薬部外品は副作用も少ない変わりに効果も気分的なものなのです。
けれどもサプリメントをご利用なさるのは個人の自由ですので、それはそれでよいと思いますし、逆に豊胸治療には何ら影響はないとお考え頂いて大丈夫です。
乳首の根元が切れるのですが、治療できますか。
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物理的刺激で裂創になったものか、あるいは吸乳による皮膚の乾燥に伴う表皮のビランによるものか、拝見しないと判かりませんが、状態によっては軟膏などの外用療法で改善することもありますし、外科的に創部を小切開し、縫合された方がきれいになる事もあります。ただし、いずれにしても現在授乳中であればどんな治療も意味を持ちませんので、授乳時期が過ぎてからの治療となります。